この記事の目次
こんにちは。管理人のりんです。ご訪問ありがとうございます。
イトーピア向日マンションミニギャラリーで8月14日から始まった作品の展示についてご紹介しています。
前回作品の展示予定は7月27日(土)まででしたが、コロナに感染してしばらく自宅療養をしていましたので期間を延長して展示していました。
ようやく体調も回復して作品の入れ替えが出来るようになりました。
今回の展示方法の変化は、また壁かけ方式にしたことです。
実は今回の作品は、制作時(2010年)にあらかじめ画面の裏側に自作の「枠」を接着剤で付けていました。いつかこの「枠」を使って紐で壁に掛けられるようにとの考えがあったからです。
今年(2024年)になって、ついにこの作品も展示する機会を得ました。それで「枠」に取り付け金具を付けて展示する準備をしました。
金具に紐を通し、壁のフックに紐をひっかけて作品を展示しました。
左側と右側の2枚で一組の作品です。
この作品ですが、1枚ずつ作品単体写真で見た場合はすごくインパクトが弱かったため、あまり面白い展示にはならないかなと思っていました。
しかし、こうして壁面の背景込みで、左右一対作品として飾ってみた場合、なぜかけっこうしっくりときて良かったです。制作から14年たってやっと原画のお披露目ができました。
展示期間
「2024年8月14日(日)~2024年8月31日(土)」
一応の予定です。気分や諸事情により期間は長くなったり、短くなったりはします。
展示作品
題名 左側「Immortal」(イモータル)
題名 右側「Jesus in montem」(ジーザス・イン・モンテム)
2010年制作
左側はアルファベットの「I」を装飾文字にして、よく知られた聖書からの逸話を書いたカリグラフィー作品です。三つの首はみたまんま「悪魔」です。
右側はその逸話からの一場面を大きく描いたものです。人物はみたまま「キリスト」です。
左右で本を見開いたようなイメージにするため、左右一対作品なのです。
この作品では、少し実験的なことをやっています。
普段ならグラデーションの最後に「白」を持ってきて、極めつけに明度を上げて光沢感などを出しますが、ここでは最後の「白」の代わりに、「何も塗らず」にクリーム色の「画面色」そのものを使ってみました。
きつい光は抑えられて、柔らかい印象を与える作品となっています。
(表面の光沢や反射は、画面保護のために後からかぶせているOPPフィルムシートが写りこんだものです。)
終わり