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こんにちは。管理人のりんです。ご訪問ありがとうございます。
久しぶりに新作の絵が完成しましたので紹介させて頂きます。
このブログはオウンドメディアなので、なんの気兼ねもなく、好きなだけ詳しく自分の作品の紹介をするということが出来ます。
それではいってみましょう。
題名
「The sound of kaleidescope」
カレイドスコープとは万華鏡のことで、サウンドは響きという意味を持っています。
二つ合わせて”万華鏡のような響き”という意味が込められています。
普通は万華鏡と言えば「色とりどりの」とか「キラキラした光」とか、主に『視覚』に関連する言葉を連想しがちですが、ここでは『視覚』はもちろんのこと『聴覚』にも感じられる作品であれば良いなと思って題名に『サウンド』を付けています。
見ての通りキラキラした「色」の作品ですが、同時に「リズム」や「残響」も感じられる作品であれば良いなと思っています。
制作期間
2023年5月20日~2024年11月2日(約1年6ヶ月)
下書き期間 2023年5月20日~2024年2月10日(約9ヶ月)
色付け期間 2024年2月11日~2024年11月2日(約9ヶ月)
かなり時間がかかっています。締め切りがなければもう数ヶ月は色付けに要していたはずです。
特に私の場合、下書きの完成時でそのまま素描作品になるくらいまで仕上げるので、どうしても時間がかかっています。
頭に思いついたイメージを描いては消してを繰り返しながら、だんだん煮詰めていく感覚です。
ただそれでも今回の作品は、下書きも色付けも進む方向性があらかじめ『見えている』状況でしたので楽な方でした。
簡単に言うと、今回の形状と色付けはかなりアニメ作品の影響を受けています。
最初の下書きではピラミッドを描き進めていましたが行き詰まってしまい、アマゾンプライムビデオで「ガンダム作品」のシリーズにはまって一気に見続けているうちに、「ユニコーンガンダム」の神がかった「緑デストロイモード」に影響を受けていた様子です。「ガンダムSEED」の「フリーダムガンダム」の「翼」にもかなり影響を受けているようです。
制作過程
それではいかにして、当初のピラミッドがユニコーンに「変形」したのかを見ていくことにしましょう。
下書き編
2023年5月20日
キャンバスは長方形やのに、正方形のピラミッドを描き始めて苦労する。
5月27日、6月3日、6月10日も描き進める
2023年6月17日
まだピラミッドを描くつもりのようです。
6月24日も描き進める
2023年7月1日
ピラミッドだけでは画面がスカスカなんで石段を広げてみる。
7月8日、7月15日と描き進める
2023年7月16日
あれ?ガンダムの頭みたいな形が出てきた。
7月29日、8月5日、8月11日、8月13日と描き進める
2023年8月14日
だいぶ画面の線がグシャグシャになって来た
8月26日、9月2日、9月9日と描き進める
2023年9月9日20時30分
考えが煮詰まって、とうとう真ん中を切り取るという暴挙にでる。
でもそのおかげでガンダムユニコーンのデストロイモードみたいなイメージの覚醒が出来た。
切り取ったパーツを嵌めてみたり、取ったりして遊ぶ。
切り取ったパーツは念のため残しています。
9月9日、9月23日と描き進める
2023年9月30日
覚醒してからは、線画にはまってます。手の横側がシャーペンの芯の粉で真っ黒になる
10月7日、10月8日、10月14日、10月21日と描き進める
2023年10月30日
線画いいね
11月3日、11月4日、11月11日、11月18日と描き進める
2023年11月25日
手が真っ黒になったおかげで、濃淡がついていいね。
12月2日、12月9日、12月16日、12月23日と描き進める
2023年12月30日
年末も描きました。
年明け1月6日、1月7日も描き進める
2024年1月20日
こんなにいっぱい細かい線なので、本当にその細い部分に色を塗れるのか、ちょっと心配になる
2月3日と描き進める
2024年2月10日
やっと下書き完成。眺めてすこしうっとり。
別に色を塗らなくてもいいのではといつも思う
色付け編
2024年2月11日
いよいよ色付け。
この最初のグラデーションがいつも一番どきどきする。
そして、絵が完成したあとで見るといつも一番個性的な部分になる。
それは数ヶ月のブランクがあると感覚が相当おかしくなっているから。
2024年2月23日
2か所目のグラデーションもまだ新鮮味がある。
それは使っている色がかぶることなく、補色となる色を自由に使えている時なので。
2024年2月24日
3か所目のグラデーションもまだ新鮮ですが、下書き時のイメージから外れてきました。塗る範囲が多かったので単純なグラデーションでは退屈かなと思い、波型のグラデーションにしたけど失敗やったかなと少し後悔。
塗り直しはめったにしない。3月2日も描き進める
2024年3月9日
塗り進めていくうちに、サウロンの目のような炎色と形状になってきた。
これで菱形形状を塗るグラデーションパターンが決まった。
3月16日、3月23日、3月30日、4月6日と塗り進める
2024年4月13日
使う色に悩んだときは、赤色の隣は青色か紫色を使うことが多い。
それはお手本としていた西洋中世写本の彩色原則であるから。
左右のひし形の色付け向きが違うのはミスです。
同じような形状のパターンで上下左右と塗っていくと、あれっという感じでミスる場合もあります。おおきな影響は生じないと自分に言い聞かせてそのまましれっと塗ります。
4月27日、4月28日、5月3日、5月4日、5月5日と塗り進める。
2024年5月11日
赤色、青色と塗ったので次は緑色を使います。
デストロイモードの緑色はこのように一番強調したい重要なポジションで使っています。
神々しい十字形が印象に残るように頑張ってグラデーションを光らせています。
5月18日、6月1日と塗り進める。
2024年6月8日
中央部の色も少し悩んで、やはり定番の緑VS赤にしました。
6月22日、6月29日、7月6日、7月13日と塗り進める
2024年7月14日
明るい色ばかりだと軽くなるので、暗い色も使いました。
7月27日、8月6日と塗り進める。
2024年8月6日
中央の穴開き部分周辺は結構見た目で重要な部分で、2パターンの塗り方どちらかにするか悩む。
1.下書き通り、菱形の中に菱形を90度回転させて2回塗る
2.大きな菱形のまま1回だけ塗る
パソコンのペイントソフトで2パターンのシュミレーション画像を作り、右側のパターンで決定。8月10日、8月14日と塗り進める。
2024年8月16日
下書きの時、最初にピラミッドだった正方形部分を塗ります。
金色と赤色の交互彩色というパターンが決まりました。
真ん中の穴の開いた部分もシュミレーション通りうまくいっています。
8月17日、8月24日、8月31日、9月7日と塗り進める。
2024年9月14日
赤色と金色の配色は多用すると派手派手になります。
万華鏡なのでこの場合は一向に構いません。
9月15日、9月21日、9月22日と塗り進める
2024年9月28日
重要な部分はほぼ塗り終えています。
2024年10月5日
上下の塗っていない部分(背景部分)の色付けで悩む。
2通りのグラデーションのパターンで考えてみる。
パソコンのペイントソフトでシュミレーションしました。
1.明暗暗明ー明暗暗明 暗が重なる
2.明暗、明暗、明暗、明暗
暗が重なるほど重量感は出ますが、今回は△形状から光線が発するイメージを優先的に再現したかったので右側に決定。
パターンが決まったので、あとは10月12日、10月13日、10月19日、10月26日、11月2日と淡々と塗り進める
2024年11月2日
特に問題もなく、シュミレーションで選んだパターン通りに塗り終えて無事完成しました。
終わり