簡単な人物画の描き方(下書き編)
この絵を題材に、まずは人物画の下書きから始めましょう。
1.キャンバスの中心を探す
- キャンバスの縦横寸法を測ります。
- 縦寸法を2等分する線を引きます。
- 横寸法を2等分する線を引きます。
- 縦線と横線が交わる点がこのキャンバスの中心です。
2. 顔の輪郭を描く
- キャンバスの中心がおでこの中心に来るように顔の輪郭を卵のように描きます。
- 卵形の最上点と最下点をひらがなの「く」の字を書くように結びます。
- 卵形の左中央点と右中央点をゆるい弧で結びます。
3.オーラを描く
- キャンバスの中心点を真上に伸ばした線が、輪郭線と交わる部分の長さ2/3部分にオーラの中心点を付けます。
- オーラの中心点を基準に、コンパスで円を二つ描きます。
4.オーラの中心点を調整する
- 顔の輪郭が左に傾けているので、中心点も左にずらします。
- オーラの中心点を基準に、コンパスで円を二つ描きます。
5.目・鼻・口などの顔のパーツを描く
- 顔輪郭の上下左右の頂点を線で結びます。
- 線の真ん中を通るように、目鼻口を配置していきます。
6.構図の調整(トリミング)
- キャンバス上部分の余白が多く間延びした印象なので、思い切ってトリミング します。(キャンバスは板べニアなので実際にカッターで切り取っています。)
※(ワンポイント・アドバイス)
まず全体におさまるように小さく描くように心がけ、後から余分な部分をトリミングすると、構図が気に入らない場合、下書きを全部消してもう一度書き直すことが省けます。
7. 髪の輪郭を描く
- 髪の輪郭を描きます。髪の外側のみ描いて、髪の内側は塗る前に細かく描きます。
8.オーラや外枠に幾何学模様を書き込む。(下書き完成)
- コンパスや、マークパターンを使って幾何学模様を付けます。
※画家の七つ道具です。百均のもので十分です。探せばもっと面白い文房具があるような。
こんな感じで下書きが完成です。